今年の冬は暖冬傾向との予報を聞きますね。日中は12月とは思えない暖かな陽気が続きますが、朝晩の冷え込みは厳しいもの。体調など崩さないようにお過ごしください。
さて、来月の年明けから施工されるゴルフルールについて、そろそろ理解は深まってきたころでしょうか。冬休み中のプレーにお役に立てれば幸いです。
【救済エリアを計測するクラブ】
クラブレングスとは、クラブの長さ。ドロップエリアなどを計測する上で基準となる単位です。1クラブレングスといえばクラブ1本分の長さ、2クラブレングスは2本分。使用するクラブの番手が明確に定められました。
旧:番手は特段決められておらず、シャフトが最も長いドライバーを用いるのが一般的。
新:プレーヤーがそのラウンドのために持ち運んでいるもっとも長いクラブ(パターを除く)。状況によってクラブを変えることはできない。
【距離計測機器の使用が認められる】
旧:ローカルルールで認められる時に限り、距離計測機器の使用が許される。
新:計測機器を使用して、2点間の距離を計測することができる。ただし、高低差・風向きなど、他のプレーに影響する要素を計測することはできない。委員会はローカルルールで距離計測機器の使用を禁止することができる。
【スタンスをとった後、キャディが後方に立つことはできない】
USGAは「自分の足や体の動きでターゲットに向かってライン取りをすることは、個々の責任において選手が行うべき基本的なゴルフのスキルである」として、キャディがチェックすることを禁止しています。
旧:ストロークをするとき、キャディをプレーの線やパットの線の球の後方延長線上またはその近くに位置させることを禁止。キャディを後方に立たせたままストロークした場合、2打罰(ストロークをする前に規則違反となる場所から移動すれば違反とはならない)。
新:選手がスタンスを取り始めてからショットを打ち終わるまで、飛球線の後方に意図的に立つことを禁止。