酷暑厳しい8月も終わり、日中と朝晩との気温差が秋を感じさせる季節になってきました。
プロのトーナメントもそろそろシーズン結果を意識する頃となってきましたね。
今年もあと3か月余り。ということで、来年2019年1月1日から施行される新規則について話題にしたいと思います。
通常、オリンピックイヤーに通達されるのが慣例でしたが、今回は約2年前に見直し案を発表、6か月間世界中から意見を募集して検討を重ねてきたそうです。それほど大がかりな改変だったということですね。
施行の目的は2つ。
1.プレーの簡素化とスピードアップを促す。
2.競技人口の増加を目指す。
主な変更点について、このページで数回に渡り記載しますので、今後の参考にしてみてください。
【静止している球】
球を故意に動かした場合以外、たとえば、ラフや林の中でボールを探している時、誤って蹴ってしまった。リプレースした球が傾斜で動いてしまった。というケースでは。
旧:1打罰で元に戻す。
新:無罰で元に戻す。
【球の捜索時間を短縮(プレーの迅速化を図る)】
旧:5分
新:3分
【ロストボールやOBの場合(アマチュアのコンペなど、ローカルルールでの迅速化)】
旧:前方のフェアウェーに特設ティーを設け(ティーから打ち直したボール・第3打目がフェアウェーに落ちたと仮定して)、そこから第4打目としてプレー続行。俗に「前進4打」。
新:2打罰でロストボールやOBとなった付近にドロップしてプレー続行。
※各プロツアーには適用されない見込み。
【ドロップの方法】
旧:肩の高さから
新:ひざより上の高さから
プレーヤーとしてもより気楽にプレーが楽しめると同時に、観戦する側としてもわかりやすくなって、世界最大のスポーツの祭典、オリンピックでの視聴率も期待できそう…でしょうか。
ちなみに2018年12月までの間は旧ルールが適用されますので、お間違いなく。
次回はグリーン上でのルールについてお話ししたいと思います。