10月のコンペでは秋晴れに恵まれ快適なプレーが楽しめましたが、このところ雨が長引いてすっきりとしない天候が続きますね。
コンペは雨の程度によってはキャンセルということもありますが、ゴルフ場がクローズにならない限り、基本的には「雨の日のプレー」になります。
今回は、そんな雨の日プレーに際してのマメ知識のお話です。
ゴルフは「あるがまま」が原則のルールなので、浅い水溜りであればそのまま打ってしまう方も少なくないと思います。しかし、この水溜り(カジュアルウォーター)の中にボールが入ったり、通常のスタンスがかかる場合には、無罰で救済を受けることができます。
カジュアルウォーターにボールが入った場合の処置方法は、ニヤレストポイントを決め、そこから1クラブレングス以内でホールに近づかずに障害を避けられる地点にドロップします。
この救済措置はバンカー内でも同様に受けられますが、このケースではドロップエリアはあくまでもバンカー内となります。水溜りを避けたとしてもバンカー全体がぬかるんでいる場合が多く、目玉になりやすいのが難点ですが、これを嫌ってプレースしてしまうと罰がついてしまうので、注意が必要です。
なお、バンカーが満水でドロップする場所がない場合は、無罰での救済はありません。1打罰として、ボールとホールとを結んだ後方延長線上のバンカー外にドロップして、プレーを再開します。
また、グリーンでボールとカップの間のライン上に水溜りがある場合にも、カジュアルウォーターの救済が受けられます。マークしてボールを拾い上げ、その水溜りを避けられるハザード以外のニヤレストポイントにボールをプレースします。
雨の日のスコアがイマイチ…という方がいたら、スコアを伸ばす目的でカジュアルウォーターの救済を活用してみるのもひとつの手段ですね。