朝晩の冷え込みが厳しい季節になってきましたね。日中は暖かく気温差で体調を崩しやすくなりますが、食事・睡眠・体力作りで健康に注意して寒さを乗り切りましょう!
さて今回も、2019年1月施行の新規則から、バンカーとペナルティエリア(旧ウォーターハザード等)での取扱いについて特徴的な内容を挙げます。
【バンカー内で木の葉を取り除く】
ボールがバンカーに入っている場合、ストローク前にそのバンカー内のルースインペディメント(木の葉、石などの自然物)に触れた場合。これまでは、ハザード内では触れたり取り除いたりすることは禁止されていました。
旧: 2打罰(直接手で触れた場合だけでなく、スイング中にクラブヘッドが触れた場合も同様)。
新:無罰で取り除くことができる。
【バンカー内で、アンプレヤブルの救済】
旧:1打のペナルティを加えて、ホールとボールを結んだ後方延長線上・またはボールから2クラブレングス以内でホールに近づかないバンカー内にドロップ。もしくはそのボールをプレーした前位置にドロップ。
新:追加の選択肢として、ボールを拾い上げ、ホールとボールを結んだ後方延長線上のバンカー外にドロップし、2打罰を加えてプレー続行が可能となる。バンカーが苦手なプレーヤーには朗報といえそうです。
【5つのコースエリアと名称】
旧:ティーインググラウンド → 新:ティーイングエリア
旧:スルーザグリーン → 新:ジェネラルエリア
旧:ウォーターハザード → 新:ペナルティエリア
バンカー(変更なし)
パッティンググリーン(変更なし)
【ペナルティエリアではクラブを地面につけることが可能に】
ペナルティエリアでも、ジェネラルエリアと同じ規則でプレーが可能になります。
旧:ウォーターハザードで、ストローク前にヘッドが水面に触れる、邪魔な木の葉を取り除くと2打罰。
新:クラブを地面や水面につける、ルースインペディメントを取り除いても無罰。
余談ですが、先日の「ダンロップフェニックストーナメント」で、松山英樹と同組の星野陸也が、それぞれのボールを間違えて打ち、誤球による2打の罰を科されるハプニングが起きました。原因は思い込みによる確認ミスということのようですが、ひとりの確認不十分が相手のスコアにも影響してしまうわけですから、ラウンド中の要注意事項のひとつといえそうですね。